東京MTG ジェスカイの隆盛コンボ秘伝の巻!久しぶりのインタビュー記事です!
2016年12月4日 企画モノ★★ジェスカイの隆盛コンボの師範、タカハシマサトさんにインタビュー!★★
今回はモダンのデッキ紹介ということで、中の人の趣味でジェスカイの隆盛コンボの使い手、タカハシマサトさんにインタビューしました!
・「紙束だったので解体しました」
ーそれでは、よろしくおねがいします。
タカハシ「よろしくお願いします。」
ーさて、タカハシさんといえば2015年2月のPPTQを当時スタンダードのジェスカイの隆盛コンボで抜けた印象が強く残っています。スタンダード落ちしたときからずっとジェスカイの隆盛コンボを使っているのでしょうか。
タカハシ「実はモダンで今のジェスカイの隆盛コンボを使い始めたのはそんなに前ではなくて、今回のPPTQ前に東京MTGで開催したボックス争奪モダン(2016/5/29開催)辺りから少しずつ調整して今の形にしてきました。」
ーたしか、BigMagicOpen vol.1に参加されていたときもジェスカイの隆盛コンボだったと思うのですが。。。
タカハシ「アレは紙束だったので、すぐに解体しました。」
ーあれ?実はインタビューで調整記を詳しく聞こうと思っていたのですが、、、《宝船の巡航》時代辺りとか。
タカハシ「そのころはスタンダードでお腹いっぱいだったので、モダンやってなかったんですよね…」
ーむむむ、、、では、とりあえず基本的なところから伺いたいと思います。
・「最速ターンは2キル!!」
ーまずは基本的な勝ちパターンについて教えてください。
タカハシ「基本的に《ジェスカイの隆盛》を置いた状態でのチェインからクリーチャーのパワーを上げて殴るパターンと、《きらめく願い》経由で《火想者の発動》や《肉体+血流》で勝つパターンの2つです」
ーどんなデッキに有利がつくのでしょうか。
タカハシ「ドレッジなど妨害が少ないデッキ相手には有利です。体感で基本4キル、理論上は最速2キルもあるので、コンボ対決もこちらが有利だと思ってます。」
ー2キル…?(考え中
タカハシ「《極楽鳥》《ジェスカイの隆盛》土地、土地、ファイレクシアマナ…」
ーあっ(察し
タカハシ「ジャンドなどの緑黒系は手札破壊や《ヴェールのリリアナ》《突然の衰微》があるので不利です。あとバーンも《大歓楽の幻霊》が厳しいので不利ですね。」
・「速いデッキを意識してます」
ーでは、実際に使用されているリストについて伺いたいと思います。
タカハシ「まずベースとして土地は17枚です。一般的(?)なリストから《宝石鉱山》が1枚《平地》になってます。」
ーカラデシュの《植物の聖域》も採用されていますね。
タカハシ「カラデシュの参入によって、ショックランドやフェッチランドによるライフの損失がなくなったのは大きいですね。ただ、環境的にはバーンやスーパークレイジーズー(SCZ)など、速いターンでライフを削ってくるデッキがまだまだ多いので、そこは構築で意識しています。《貴族の教主》も、速いデッキ相手に速度で負けないために採用しています。」
ー個人的には《魔力変》は4枚なのかなと思っていました。
タカハシ「《魔力変》は、手札もマナも増えるタイミングがあるので強いといえば強いのですが、デッキの構成的に色マナの指定が難しいのと、あまり複数引きたいカードではないので2枚になりました。」
ー《稲妻》ではなく《炎の斬りつけ》なのは何を意識しているんでしょうか?
タカハシ「Magic Onlineでは《稲妻》のリストもあるのですが、SCZのようにタフネスが大きくて早いデッキを相手にするときや《静寂の守り手、リンヴァーラ》を見据えて《炎の斬りつけ》を採用しています。」
ーサイドボードについては、何か調整した部分などありますか?
タカハシ「《機を見た援軍》2枚と《古えの遺恨》1枚が自由枠で、他はほぼ固定されていると思っています。」
ーそれぞれどういった役割になるのでしょうか。
タカハシ「《神聖の力線》はバーンとハンデス用に。《古えの遺恨》は《虚空の杯》X=1をケアして入れます。《沈黙》は《突然の衰微》をカウンターするようなイメージで、仕掛けるターンに使います。《真髄の針》は主に《ヴェールのリリアナ》を指定しますね。」
ーハンデスや緑黒に対して重くサイドボードを用意しているようですね。
タカハシ「チェーンするコンボデッキということもあり、手札が減ると勝てないデッキなので、ハンデスは極力注意したいです。緑黒系は《突然の衰微》も手札破壊もあるので、環境に増えるようだったら《沈黙》を増やすなどして対抗します。」
ー多色のカードはウィッシュボードということでいいのでしょうか?
タカハシ「基本的にはそうですが、早いデッキに対してはウィッシュしているターンが惜しいので、《きらめく願い》と《ジェスカイの隆盛》を入れ替えるサイドをすることがあります。」
ー素で《ジェスカイの隆盛》を引く確率を上げるということでしょうか?
タカハシ「そういうことですね。また、この際に《きらめく願い》が1枚メインに残るのもポイントで、サイドボード3枚にした《きらめく願い》を《きらめく願い》で持ってきてコンボを繋げるテクニックもあります。」
ーなかなかトリッキーな動きですね。
タカハシ「実際にこの手順で勝った試合もあるので、わりと馬鹿にできないです。」
・「愛がないと回せない」
ーずばり上達の秘訣はなんでしょう。
タカハシ「このデッキは、見てのとおり一人回しが出来てやっとスタートラインに立てるようなデッキです。レガシーのANTのような感覚ですね」
ーたしかに。
タカハシ「あとは、愛です。」
ー何故そこで愛ッ!?
タカハシ「どのデッキでもそうだとは思いますが、負けても嫌にならないくらい愛がないとこのデッキは回せません。具体的に言うと《虚空の杯》をX=1で置かれても諦めないくらいでないと、負け続けて嫌いになってしまいます。」
ーな、なるほど…回せるように一生懸命愛します。本日はありがとうございました。
タカハシ「ありがとうございました。」
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さて、本日はモダンのRPTQも開催ということで、勝ち切れなかった方は次のモダンシーズンに向けてジェスカイの隆盛コンボはいかがでしょうか?
綺麗に回せたら凄くオシャレでかっこいいのでお勧めです!!
次回(いつになるかわからない)はランタンコントロールを紹介したいなぁと思ったり。
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今回はモダンのデッキ紹介ということで、
・「紙束だったので解体しました」
ーそれでは、よろしくおねがいします。
タカハシ「よろしくお願いします。」
ーさて、タカハシさんといえば2015年2月のPPTQを当時スタンダードのジェスカイの隆盛コンボで抜けた印象が強く残っています。スタンダード落ちしたときからずっとジェスカイの隆盛コンボを使っているのでしょうか。
タカハシ「実はモダンで今のジェスカイの隆盛コンボを使い始めたのはそんなに前ではなくて、今回のPPTQ前に東京MTGで開催したボックス争奪モダン(2016/5/29開催)辺りから少しずつ調整して今の形にしてきました。」
ーたしか、BigMagicOpen vol.1に参加されていたときもジェスカイの隆盛コンボだったと思うのですが。。。
タカハシ「アレは紙束だったので、すぐに解体しました。」
ーあれ?実はインタビューで調整記を詳しく聞こうと思っていたのですが、、、《宝船の巡航》時代辺りとか。
タカハシ「そのころはスタンダードでお腹いっぱいだったので、モダンやってなかったんですよね…」
ーむむむ、、、では、とりあえず基本的なところから伺いたいと思います。
・「最速ターンは2キル!!」
ーまずは基本的な勝ちパターンについて教えてください。
タカハシ「基本的に《ジェスカイの隆盛》を置いた状態でのチェインからクリーチャーのパワーを上げて殴るパターンと、《きらめく願い》経由で《火想者の発動》や《肉体+血流》で勝つパターンの2つです」
ーどんなデッキに有利がつくのでしょうか。
タカハシ「ドレッジなど妨害が少ないデッキ相手には有利です。体感で基本4キル、理論上は最速2キルもあるので、コンボ対決もこちらが有利だと思ってます。」
ー2キル…?(考え中
タカハシ「《極楽鳥》《ジェスカイの隆盛》土地、土地、ファイレクシアマナ…」
ーあっ(察し
タカハシ「ジャンドなどの緑黒系は手札破壊や《ヴェールのリリアナ》《突然の衰微》があるので不利です。あとバーンも《大歓楽の幻霊》が厳しいので不利ですね。」
・「速いデッキを意識してます」
ーでは、実際に使用されているリストについて伺いたいと思います。
土地(17)
1《島/Island》
1《平地/Plains》
1《繁殖池/Breeding Pool》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《蒸気孔/Steam Vents》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1《寺院の庭/Temple Garden》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《植物の聖域/Botanical Sanctum》
2《宝石鉱山/Gemstone Mine》
クリーチャー(12)
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《森の女人像/Sylvan Caryatid》
3《命運縫い/Fatestitcher》
1《貴族の教主/Noble Hierarch》
スペル(31)
3《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
4《きらめく願い/Glittering Wish》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《血清の幻視/Serum Visions》
2《手練/Sleight of Hand》
2《たなびく紺碧/Cerulean Wisps》
2《魔力変/Manamorphose》
2《収まらぬ思い/Nagging Thoughts》
2《留まらぬ発想/Ideas Unbound》
1《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
1《秘教の思索/Mystic Speculation》
1《有毒の蘇生/Noxious Revival》
1《白鳥の歌/Swan Song》
2《炎の斬りつけ/Flame Slash》
サイドボード(15)
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《沈黙/Silence》
1《白鳥の歌/Swan Song》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
1《火想者の発動/Invoke the Firemind》
1《傷鱗の儀式/Scarscale Ritual》
1《肉体+血流/Flesh+Blood》
1《摩耗+損耗/Wear+Tear》
タカハシ「まずベースとして土地は17枚です。一般的(?)なリストから《宝石鉱山》が1枚《平地》になってます。」
ーカラデシュの《植物の聖域》も採用されていますね。
タカハシ「カラデシュの参入によって、ショックランドやフェッチランドによるライフの損失がなくなったのは大きいですね。ただ、環境的にはバーンやスーパークレイジーズー(SCZ)など、速いターンでライフを削ってくるデッキがまだまだ多いので、そこは構築で意識しています。《貴族の教主》も、速いデッキ相手に速度で負けないために採用しています。」
ー個人的には《魔力変》は4枚なのかなと思っていました。
タカハシ「《魔力変》は、手札もマナも増えるタイミングがあるので強いといえば強いのですが、デッキの構成的に色マナの指定が難しいのと、あまり複数引きたいカードではないので2枚になりました。」
ー《稲妻》ではなく《炎の斬りつけ》なのは何を意識しているんでしょうか?
タカハシ「Magic Onlineでは《稲妻》のリストもあるのですが、SCZのようにタフネスが大きくて早いデッキを相手にするときや《静寂の守り手、リンヴァーラ》を見据えて《炎の斬りつけ》を採用しています。」
ーサイドボードについては、何か調整した部分などありますか?
タカハシ「《機を見た援軍》2枚と《古えの遺恨》1枚が自由枠で、他はほぼ固定されていると思っています。」
ーそれぞれどういった役割になるのでしょうか。
タカハシ「《神聖の力線》はバーンとハンデス用に。《古えの遺恨》は《虚空の杯》X=1をケアして入れます。《沈黙》は《突然の衰微》をカウンターするようなイメージで、仕掛けるターンに使います。《真髄の針》は主に《ヴェールのリリアナ》を指定しますね。」
ーハンデスや緑黒に対して重くサイドボードを用意しているようですね。
タカハシ「チェーンするコンボデッキということもあり、手札が減ると勝てないデッキなので、ハンデスは極力注意したいです。緑黒系は《突然の衰微》も手札破壊もあるので、環境に増えるようだったら《沈黙》を増やすなどして対抗します。」
ー多色のカードはウィッシュボードということでいいのでしょうか?
タカハシ「基本的にはそうですが、早いデッキに対してはウィッシュしているターンが惜しいので、《きらめく願い》と《ジェスカイの隆盛》を入れ替えるサイドをすることがあります。」
ー素で《ジェスカイの隆盛》を引く確率を上げるということでしょうか?
タカハシ「そういうことですね。また、この際に《きらめく願い》が1枚メインに残るのもポイントで、サイドボード3枚にした《きらめく願い》を《きらめく願い》で持ってきてコンボを繋げるテクニックもあります。」
ーなかなかトリッキーな動きですね。
タカハシ「実際にこの手順で勝った試合もあるので、わりと馬鹿にできないです。」
・「愛がないと回せない」
ーずばり上達の秘訣はなんでしょう。
タカハシ「このデッキは、見てのとおり一人回しが出来てやっとスタートラインに立てるようなデッキです。レガシーのANTのような感覚ですね」
ーたしかに。
タカハシ「あとは、愛です。」
ー何故そこで愛ッ!?
タカハシ「どのデッキでもそうだとは思いますが、負けても嫌にならないくらい愛がないとこのデッキは回せません。具体的に言うと《虚空の杯》をX=1で置かれても諦めないくらいでないと、負け続けて嫌いになってしまいます。」
ーな、なるほど…回せるように一生懸命愛します。本日はありがとうございました。
タカハシ「ありがとうございました。」
------------------------------------------------------------------------
さて、本日はモダンのRPTQも開催ということで、勝ち切れなかった方は次のモダンシーズンに向けてジェスカイの隆盛コンボはいかがでしょうか?
綺麗に回せたら凄くオシャレでかっこいいのでお勧めです!!
次回(いつになるかわからない)はランタンコントロールを紹介したいなぁと思ったり。
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休日の大会前や、お仕事帰りなど、ぜひご利用ください!!
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水道橋店 営業時間
月~木:12時~22時、金:12時~23時、土:11時~22時、日:12時~21時
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